課題・要望

ホテルアメニティ類は、基本的にワンウェイであり、使用後はホテルからのごみとして廃棄され、多くは焼却処理されてきました。プラスチックの資源循環が社会課題として認知される中、メーカーとして、今後ユーザー使用後の自社製品の回収・リサイクルも視野に入れる必要があると考え、ホテルアメニティの回収・リサイクルの実証実験に取り組むこととなりました。メーカーだけでは知見が十分でないため、日本 オンライン カジノキュラーエコノミーの専門家であり、リサイクラーとしての実業も行うアミタに相談しました。

解決策

まず実証に向けて、回収・リサイクルの仕様固めと法的整理から始めました。ホテルからの回収・運搬、回収後の保管、分別後のリサイクラーへの引き渡しなど、廃棄物処理法を始めとする関係法令に配慮しながら設計しました。使用後品の分別・分解については、実物と素材構成・製品設計情報から綿密に手順を確認し、十分な安全配慮のもとで実施しました。プラスチックについては、リサイクラーへの引き渡し、ペレタイズ、分析・評価のプロセスも無事完了し、今後に向けた貴重な知見が得られました。

回収・運搬・分別・分析のフローを表現したイメージ写真""

導入の効果

  1. リサイクルの実業を行いながら、様々なPCR(Post Consumer Recycle)の事例に携わってきたアミタの経験・知見から、今回のプロジェクトの運用設計について的確なアドバイスを受けることができ、スキーム構築が円滑に進んだ。
  2. アミタの保有するリサイクルネットワークから、保管・分別場所や、テスト協力いただけるプラスチックリサイクラーを紹介してもらえた。

導入フロー

Step 01

スキーム設計、ホテルへの協力依頼

弁護士等への相談も含めて、回収~リサイクルのフローについて、関係法令に配慮しながら設計しました。今回の実証実験の意義や一連のスキームについてホテル側へも説明し、疑問点や懸念点を潰した上で実験を開始しました。

Step 02

回収・分別の実施

設計したスキームに沿って回収・保管されたホテルアメニティについて、安全性に十分配慮しつつ、分別と解体を実施。異物の混入状況や汚れの付着の具合、分別や解体作業に関する難易度や注意すべきポイントなどを実作業の中で明らかにしました。

回収・分別のイメージ写真""
Step 03

リサイクラーによる評価・ペレタイズ、一連のレポート作成

分別したプラスチック素材をリサイクラーへ引き渡し、物性評価とペレタイズまで実施しました。本プロジェクトに関する詳細な報告書を作成し、今後の取り組み検討に資する貴重な知見とすることができました。

物性評価とペレタイズイメージ写真""

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